アイドル、AKB、そして日本:中森明夫氏との対談:ミュルダールを超えて(第15回)
この企画「ミュルダールを超えて」は自分とは異なる多様な観点や意見をもつ方々との対話を通して、いまの日本の状況を考えています。今回は小説家の中森明夫さんとの対談をお送りします。中森さんは僕らの世代のトップランナーとして30年以上にもわたりご活躍されている稀有な存在です。この対談も中森さんのいままでの経験と識見が十分に展開された、知的な冒険といえるものでした。 中森:年齢がほぼ同じですよね。...
View Articleいまの日本では、本当の消費税率は20%?
以下は二か月ほど前に雑誌に投稿したものの転載です。参議院で消費税法案が審議される中でぜひ読んでいただきたいものです。 ツイッターはとても便利で、読者のみなさんも使われている方は多いでしょう。最近、ある民主党の若手議員が、真夜中につぶやいてるのを目撃しました。だいたい、こんな内容。...
View Article石橋湛山の警告
1 経済復興を阻む日本銀行の歴史観 野田佳彦首相と白川方明日本銀行総裁が、(2011年)10月11日、都内で会談した。総理大臣と日本銀行総裁が直接会うのは実に9か月ぶりのことだ。 リーマンショック以降の長引く不況、そして東日本大震災、最近の円高の加速など、日本の経済不安は高まるばかりで光明を見出していない。...
View Articleローカルがグローバルになる日―SKE48の経済学―
以下に『電気と工事』で渋く連載中の経済学エッセイ(なぜかアイドルネタを隔月でやってます 笑)を一部修正して再掲載します。...
View Articleこの国に生まれて良かった
朝のスタートがよい日は、一日気持ちが良い。 今朝はとてもキュートな女性にほめられた。それは本当に嬉しい一言だった。 「足の爪、綺麗に塗れているね」 3歳くらいの女の子が、お兄ちゃんとともにパパの出勤をお見送り。 その二人とマンションのエレベーターの中で一緒になった。 「パパのこと、好き?」 「うん」 「パパと一緒は良いねぇ」 「うん」...
View Article前田敦子は(楽勝で)デンコちゃんを超えた
いつもの『電気と工事』で隔月で連載中のアイドルネタです 笑) 前田敦子からデンコちゃんの経済学へ だんだんこの連載が、アイドルの経済学と化してきたw。ももいろクローバーZの経済学を扱ったときに、ネットではかなり評判になり、書き手としてちょっと驚いたことがあった。さすがアイドルおたく、どこまでも独特の情報収集力があるなあ、と感心したのである。...
View Article明日を良くするために
日本は長い間、閉塞感にとざされている。 いまや日本は「絶望の国」と呼ばれ、若者達の未来に暗い影を落としている。 明日をよくするには、どうしたらいいのだろうか。 日本を「希望の国」に変えるにはどうしたら良いのだろうか。 それには、現在の理解が不可欠だ。 今がわかってこそ、どこを変えれば、明日を良くすることが可能となるからだ。 さらに言えば、今を知るために、過去をしらなくてはならないだろう。...
View Article経済学は世の中をどのように変えてきたのか
石橋湛山賞は、社会科学に関する学術賞の中で最も権威ある賞の一つである。 この賞を受賞することは、研究者として第一級の評価を受けた、と言って良いだろう。 若田部昌澄早稲田大学教授はこの賞を2010年度に受賞した新進気鋭の研究者である。 その若田部氏が立て続けに、2冊の新書を出した。 『本当の経済の話をしよう』(ちくま新書、2012年8月10日発行)...
View Article超三流主義の経済学
『電気と工事』から転載。 ーーー 流通ジャーナリストの金子哲雄さんがお亡くなりになった。享年41歳だった。金子さんとは、いままでたった一度しかお会いしたことがなかった。しかしその一度の機会はおそらく生涯なかなか忘れることができない、僕には貴重な体験だった。...
View Article会いにいけるアイドルからノーブル(高貴)なアイドルへ:嶋村かおり氏との対談:ミュルダールを超えて(第16回)
連続対談「ミュルダールを超えて」は、様々な価値観や考えをもっている方々と、僕=田中秀臣が1時間ほどの対談を通してそのお考えにふれ、その思想の深さを知ろうという企画です。そして対談の通題にした、ミュルダールとは、ノーベル経済学賞を受賞した北欧の経済学者グンナー・ミュルダールからとったものです。一年半ほど時間が空いてしまいましたが、また再開していきたいと思います。...
View Article国民の重税を喜ぶ人たちの経済学ー消費税増税8%時代の開幕ー
以下は『電気と工事』(オーム社)4月号掲載の論文「増税をしたい動機の経済学」に加筆修正したものである。同誌は超専門雑誌であるが、毎号、なかなか書けない経済の話題を自由に寄稿できる稀な雑誌となっている。心ある方はぜひ連載の方もお読みいただければ幸いである。ちなみに五月号は「「アメリカの影」と文化経済学」と題して基地の文化と経済を論じる前半部分になっている。 ーーーー...
View Article9月1日付拙稿への「論評?」
9月1日付で掲載した拙稿(real-japan.org/?p=1806)に対し、佐藤健志氏がご自身のブログで2回に渡り拙稿を論評している。以下のリンクを参照されたい。 単純化もできない議論の果てに(1) | 佐藤健志 official site ”Dancing Writer” 単純化もできない議論の果てに(2) | 佐藤健志 official site ”Dancing Writer”...
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